デザイナーズマンションを買ったら、高く売れる?

コンクリート打ちっぱなしの外観であったり、アトリエ的なスペースがあるなど、一般の居住用マンションにはない個性を持つデザイナーズマンション。デザイン性が高い物件だけに、一般的なマンションよりもやや高めに売出されることが多くなっています。

好きな人にとっては大変住み心地が良いですが、決して万人受けするものではないのも事実です。そこでデザイナーズマンションを高く売るにはどうしたら良いのかを考えてみましょう。

デザイナーズマンションはなぜ高い

デザイナーズマンションの相場は一般のマンションよりも高額になりがちです。まずデザイナーによる手が入っているので、一般的なマンションよりもその分のコストが価格に反映されています。安かろう悪かろうと言うものではなく、建材にもこだわりを持ち、また一部屋一部屋内装もデザインも違うことが多いので、統一されたコンセプトのマンションに比べると、設計も施工も大変に時間がかかります
そういったコストが掛かるために購入価格も高くなってしまいますし、買った人もできるだけ高く売ろうとします。また購入する人も経済的に余裕がある人が多いので、相場はやや高くなっているのです。

デザイナーズマンションを欲しいと思う人は

デザイナーズマンションに住みたいという人は、おしゃれな生活、都会での生活に憧れる人、またそういった職業に携わる人が中心です。
ただ、そういった方は、自分で購入して住むというよりも賃貸で様々な物件に移り住み、気分によって住宅を変えるという生活スタイルを持っている人も多くなっています。
つまりファミリー向け物件ではなく、投資用物件としてのデザイナーズマンションの需要のほうが圧倒的に高いです。

また生活する場所も含めての「オシャレ感」が重要になってきますので、郊外など住宅地の中でデザイナーズマンションを運営してもあまり需要はありません。渋谷区、目黒区など若者に人気の高いエリアの住宅街、繁華街近くなどでの運営になるでしょう。自分が投資用に購入する時も、立地面にこだわって選定していきましょう。

また最近では内装にこだわるより、自分で内装をアレンジできるデザイナーズマンションの需要も増えていますので、内装はシンプルな方が好まれるかもしれません

デザイナーズマンションの個性を打ち出す

自分でデザイナーズマンションを売り出す時には、物件の個性をいかに買主に訴求するかが重要になってきます。デザイナーズマンションを欲しい、住みたいという人もそれぞれ嗜好性が強く、ある意味で「個人の趣味」を住宅に持ち込みたいという人が多いのです。
それだけにデザイナーズだからなんでも良いというわけではありません。また価格が安ければいいというものではなく、自分の好みに合致するかどうかが重要です。

その意味ではとにかく物件の個性を目立たさなければいけません。普通のマイソクを作って、ただ大手の不動産会社に写真を取ってもらっただけでは、とても物件の魅力を伝えきれないでしょう。
自分でそのマンションの何が良いのか、最も特徴的なカットはどのアングルになるのか、この家に住むことでどんな感覚が味わえるのか、また周辺環境がどんな場所であるのかなど、とにかくオンリーワンの個性を伝える努力が重要です。
デザイナーズマンションは売主と買主の一期一会です。本当に趣味にあった部屋を見つけてもらえれば、高額でも購入してもらえることもありますし、安くても見向きされないこともあります。
そこで効果的にデザイナーズマンションを探して買いたい、または住みたいと考えている人に情報を届けるには、そういった物件を専門に扱うサイトを利用するのも有効な手段だと思われます。
デザイナーズマンションやアレンジ可能物件を扱うサイトには、当然そういった物件を欲しがる人達が集まってきます。そのため注目が集まりやすいですし、そこにリンクを貼って、自作の物件紹介ページに誘導しても良いでしょう。ホームページ内だけでは掲載しきれない物件の魅力は、自作サイトで伝えるのです。
手間が大変かかりますが、その分趣味が一致する人が見つかれば高く売れるのがデザイナーズマンションの特徴です。その特徴を見極めて売る努力をしていきましょう。

幅広い情報の拡散も必要

自作サイトを作ったら、一般にも情報公開をしてとにかく情報の拡散を図ります。
また長期戦になることを想定して売却活動をしましょう。
その意味では専任媒介契約よりも一般媒介契約のほうが情報は拡散しやすいです。専門性の高いサイト、大手不動産サイトの両方で情報を掲載し、自作サイトなども活用して密度の高い情報を伝えるようにしましょう。
個性のある物件なので、売り方も個性に合わせて色々工夫する必要があるでしょう。